マップの読み方・応用編|「リコールマップ」とは何かを理解しよう

 今回は移動スペル「リコール」を採用すべきマップは、どういうマップなのか? を解説したいと思います。

 以前マップを理解するための3つの要素(広さ・分岐・折り返し)を解説した記事を書きました。まだ読んでいない方は、ぜひ先にご一読ください。今回の話がぐっとわかりやすくなります。

 リコールは周回の仕方に大きな影響を与えます。マップを考えるには避けて通れないスペルです。

 この記事を読んで、どういうマップにリコールを採用すべきかが判断できるようになりましょう!

ヨシ

リコールを制する者がマップを制す!

この記事のまとめ

  • リコールは城から砦が11歩以上離れているのであればホーリーワード8より強い。採用を検討するべし
  • リコールは周回の自由度をあげてくれる。
  • 周回必須の領地のレベルを上げると相手を踏ませたり周回妨害したりできる。
    • 周回必須の土地はリコール前提だと変わることがある。
目次

リコールの効果

リコール
リコール

 コスト90G/使用者は城に飛ぶ 。(使用者はこのターンのダイスを使えない)

 リコールは城に飛ぶスペルです。

 では、どんなマップで強いのでしょうか。リコールによって得られるメリットを分解していけば、自ずと採用すべきマップの条件がわかってきます。まずはリコールの強さを理解しましょう。

メリット1|周回を早くして収入を増やせる

 移動スペルは、周回を早めて周回ボーナスを早く得る効果があります。

 カルドセプトビギンズにおけるメインの収入は、周回ボーナスです。周回を早くすれば、それだけ各種ボーナスを受け取る回数が増えますね。

 代表的な移動スペルであるホーリーワード8は、狙った土地に止まる、高額領地を避ける、といった効果の他に周回ボーナスを早く得る、という効果もあるのです。

ヨシ

リコールによる大移動も、周回ボーナスを早く得ることを助けます。

 ではどんなマップだとリコールが強いのか? 最後に通過すべき砦が城から遠い場合、という表現が近いと思います。架空のマップを使ってご説明します。

最後に通らなければならない砦(赤い旗が立っている砦)が城に近い場合と遠い場合

 2つのマップのうち、1つ目は城から14歩のところに最後に通過する砦があります。コレはかなり遠めです。ベストタイミングでリコールを使えれば、14歩分も移動できます。典型的なリコールマップと言えるでしょう。

 一方で2つ目のマップはどうでしょう。砦が城から7歩目と近い場所にあるので、リコールしても7歩分しか移動できません。リコールによる移動のメリットは大きくないマップです。

 周回ボーナスを得る効果だけで言うならば、最後に通過すべき砦が城から11歩以上離れていた場合にはリコールの採用を検討してみましょう。

なんで9歩や10歩ではなく、11歩短縮できるとリコールを採用すべきなんですか?

ホーリーワード8のメリットと比較して、リコールのメリットが大きくなるラインだと考えるからです。

 リコールは使うタイミングを選ぶスペルです。最後の砦を通過していないと、基本的には使用することができません。ホーリーワード8のほうがたくさん進むことができる(周回ボーナスを早く得ることができる)のであれば、リコールではなくてホーリーワード8のほうがつかいやすいことがほとんどです。

じゃあ9歩離れていればいいのでは? 9歩移動できればホーリーワード8のほうが強いですよね?

 リコールは、毎回ぴったり砦の上で使えるわけではありません。基本的には砦を少し通り過ぎてからリコールを打つことになります。(計算上は平均2.33歩通り過ぎます)仮に「砦を通過する際に必ずリコールを持っている」という前提であったとしても、リコールは6歩強しか移動できません。

2歩オーバーしてしまったときの例

 その他諸々の要素を踏まえると、城から砦が11歩離れたあたりから、リコールがホーリーワード8の移動距離を上回ることが増えてきます。詳しくはリコールシミュレーターの記事を作成しましたので、気になる方のみご参照ください。


メリット2|周回の自由度が上がる

 リコールを使うと、周回の自由度が上がります。通りたくない部分を通らずに済ませられるんです。

 城周辺に長い1本道がある場合などはその特徴が顕著です。リコールがあればその区間をまるごと飛び越えられます。

 また、リコールで城に飛んだ直後は、進行方向を自分で選べます。次にどちらへ進むかを選べるというのは、大きなアドバンテージです。

番外編|領地開発機会が確実に得られる

 確実に城に戻れるリコールは、確実に領地開発機会を得られるとも言えます。地形変化をしたり、調理能力を使ったりできます。

 グーバクイーンのような、使えば使うほど得をする領地能力を採用している場合には便利です。

ヨシ

この特徴はマップの形状に依らずに発揮されるものなので、今回は番外編としました。

小括|周回短縮が11歩以上の場合にはリコールを検討

 ざっくりまとめると、リコールで11歩以上移動できる可能性がある場合には採用を検討してください。コレだけ移動できるマップであれば、ホーリーワード8よりも移動効率は勝ります。

 周回の自由度も大事ではあるものの、これはケースバイケースすぎて判断が難しいと考えます。分岐がまったくないマップだと恩恵が薄いかも、くらいの感覚で良いでしょう。

 

ケーススタディ|ザ・エイトの場合 

 具体的なマップで見ていきましょう。

ザ・エイト

 題材は「ザ・エイト」です。このマップは、カワイイ顔してとんでもないリコールマップです。

通常28歩 vs リコール11歩 17歩分の大ジャンプは破格

ザ・エイトにおける通常周回とリコール周回のがい

 ザエイトを普通に1周すると、最短でも28歩かかります。ところが、ベストタイミングでリコールを使うことができれば、なんと17歩分も進めます! (リコールなし周回28歩 ー 最短距離で砦を回る歩数11歩 = 17歩 )リコールでこれだけ大ジャンプできるのであれば、文句なしのリコールマップです。

 リコールを採用した時、どのくらい移動できるのかをシミュレートしてみました。

  • リコール2枚を採用したブック:平均約125歩進む
  • ホーリーワード8を4枚採用したブック:平均約123歩進む
  • 移動スペルを採用していないブック:平均約113歩進む
ヨシ

とんでもない威力! ザ・エイトはカルドセプトの歴史の中でもベストリコールマップと言えるかもしれません。

1本道を通らない選択肢をもてる

 ザ・エイトには、城の周りと、占い館の周りに、12歩もの一本道が存在します。もし、この一本道に相手の高レベル領地が置かれていたら、高額領地を踏まされてしまうかもしれません。

 しかしリコールがあれば、この12歩を回避することもできます。

リスクが高い長い1本道を回避できる

 こうして、通りたくない場所を丸ごと回避できるのがリコールの強みです。

 一方で、城周辺の1本道はリコールを使ったとしても、周回するときには必ず歩かなければいけません。そのときには、リコール直後の進行方向が選択できる性質が役に立ちます。

リコール直後は周回の自由度が高い

 踏みそうになったら、別の方向を選択すれば良いわけです。

 リープ系のスペル(フォレストリープなどの4属性リープ、シャドウリープ、リコールなど)は移動するだけではなく、次のターンに進行方向を選べる点も見逃せない強みです。

ヨシ

この自由度の高さと、踏み回避の技術と合わせて活用すると、高額領地を踏む確率を大きく下げることができます。ぜひ別記事もご覧ください。

通過必須の土地を把握しよう

 リコールマップを理解したところで、「通過必須の土地」の話をしましょう。

ヨシ

本来であれば前の記事でお話したかった基本的な内容です。しかし、リコールとセットで考えないと効果が薄いので、本稿でお話することにしました。

 通過必須の土地とは、その名の通り周回するのであれば必ず通過しなければならない土地のことです。下記のマップ画像で色付きで示している部分ですね。

 

リカドの村の場合|通るルートが複数ある場所は通過必須ではない

 

過去作より「廃墟の都市ナバト」の場合|周囲の折り返し土地は通過しなくても周回可能

 周回するうえで必ず通らなければならない「通過必須の土地」をレベルアップしておくと、相手を踏ませやすくなったり、周回を妨害したりすることができます。

 そしてリコールマップの場合、通過必須の土地は大きく変わることがあります。

ケーススタディその2|ザ・エイトの通過必須の土地

リコールが前提になると地属性の土地が通過必須になる

 もう一度ザ・エイトを見てみましょう。

ザ・エイト|普通に周回するとほぼすべての土地を通過する

 リコール無しで考えると、ほとんどすべての土地が通過必須になります。特に土地ごとの優位性はありません。

リコールを使う場合は地属性土地が主な通過必須の場所になる

 8の字状のザ・エイトでは、最短ですべての砦を通過するには、上ループ右辺の地属性土地を通らざるを得ません。この土地がリコール前提での通過必須の土地であると言えます。

通過必須の土地をレベルアップすると妨害になる

 この通過必須の土地を、防衛力が高いクリーチャーでレベルを上げておくと、相手を踏ませやすくなったり周回を妨害したりすることができます。

 ここが面白いところです。仮に相手が、あなたの高レベル領地を嫌って通過必須の場所を避けたとしましょう。すると相手は、リコールの最短周回ルートから外れることになります。

ヨシ

つまり、相手の最適な周回コースを妨害できるのです。

 踏ませて通行料を取るもよし、避けさせて周回を遅らせるもよし。通過必須の領地をレベルアップすると、どちらに転んでも仕事をしてくれます。

まとめ|周回短縮ができるマップではリコール強い! 

ヨシ

最後にリコールと通過必須の土地に関する要点を整理します!

  • リコールは城から砦が11歩以上離れているのであればホーリーワード8より強い。採用を検討するべし
  • リコールは周回の自由度をあげてくれる。
  • 周回必須の領地のレベルを上げると相手を踏ませたり周回妨害したりできる。
    • 周回必須の土地はリコール前提だと変わることがある。

 マップの読み方は、前回の3軸(広さ・分岐・折り返し)と、今回の2軸(リコール・通過必須)。この5つの軸が揃えば、初見のマップでも「このマップはどう戦うべきか」が見えてくるはずです。

ヨシ

マップを読んでリコールの要否を見極められるようになると、ブック構築もプレイングも一段階レベルアップします。ぜひ試してみてください!

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