ナイト。Nカードでありながら、カルドセプトビギンズではノーアイテムでAT75を叩き出せる貴重な存在です。
過去作から一定の評価を得てきたカードですが、ビギンズの環境ではその希少価値がさらに上がっています。
カード効果
強打は、ATが1.5倍になる能力です。ナイトの場合、相手クリーチャーの最大HPが50以上のときに発動します。AT50×1.5=75ダメージ! シンプルに強力です。
この1.5倍は、応援・支援効果・アイテムによって上昇したATにもかかります。この点が、後述するナイトの強さの根幹です。
ナイトの強さ
ノーアイテムでAT70が出る
カルドセプトビギンズにおいて、AT60はキングバランやグレートタスカーがいるため珍しくありません。しかし、AT70以上の帯域はなかなか出てきません。
過去作にはリビンググローブやシェイドフォークのように、アイテムなしでAT70以上を手軽に出せるクリーチャーが存在しました。ビギンズにはほとんど見当たりません。
その中で、領地コストも手札コストもなしでAT70を出しうるナイトは重宝します。
補足|ATの1の位はほとんど意味を持たない
カルドセプトにおいて、HPは基本的に10単位で設定されています。そのため、ATの1の位はほとんど意味を持ちません。
たとえばAT70とAT75を比べてみましょう。両方ともHP70は倒せますが、HP80は倒せません。倒せる相手の範囲が一致している以上、AT75の価値はAT70と同じと考えます。
発動条件も優秀です。素のAT50で倒しきれる低HPのクリーチャーには強打せず、AT50では届かない高HPのクリーチャーにだけ強打が乗ります。無駄がありません。
ヨシ必要なときにだけ働いてくれる、とっても合理的なやつです。
アイテムを強く使える|コローシブスピアがAT+30ではなくAT+50に
強打は、アイテムによるAT上昇効果も1.5倍にします。
| 使用アイテム | 上昇後のAT | 強打AT | 強打時の 実質AT | 強打時の 実質的な上昇幅 |
|---|---|---|---|---|
| なし | 50 | 75 | 70 | — |
| ブーメラン(AT+20) | 70 | 105 | 100 | +30 |
| コローシブスピア(AT+30) | 80 | 120 | 120 | +50 |
| パワーブレスレット(AT2倍) | 100 | 150 | 150 | +80 |
コローシブスピアはAT+30のアイテムです。しかしナイトが持つと、実質AT70からAT120へ。AT+50相当の働きをします。
ヨシもともとレベル1侵略には抜群の強さを発揮するコローシブスピア。
ナイトが使うと、容易に拠点侵略も狙えます。

パワーブレスレットに至っては、実質AT+80です。同じ1枚のアイテムを、ナイトだけが別物の性能で使えるわけです。
アイテムを強く使えるクリーチャー、それがナイトです。
ベールゼブブの応援が1.5倍で効く
ベールゼブブは、すべての風クリーチャーにAT+10の応援を与えるクリーチャーです。
魔術強打
応援風:AT+10
戦闘終了時、使用者はG100の魔力を失う
ナイトがこの応援を受けると、以下のようになります。
| 使用アイテム | 上昇後のAT | 強打AT | 実質AT | 実質的な上昇幅 |
|---|---|---|---|---|
| なし | 50 | 75 | 70 | — |
| ベールゼブブの応援 | 60 | 90 | 90 | +20 |
応援のAT+10が、実質AT+20として働いています。 AT70とAT90では、世界がまるで違います。
理論値AT150|伝家の宝刀は抜かなくても強い
カルドセプトビギンズにおいて、AT140以上を狙えるクリーチャーは限られています。ファイアービークがコローシブスピアを持つ(レベル5貫通効果を含めて実質AT150)、フレイムロードがパワーブレスレットを持つ、といったごく限定的な場面だけです。
ヨシナイトは、領地コストも手札コストもなしで、その帯域に到達します。
そして重要なのは、実際に使ったときの強さだけではありません。使えると相手に知らせられることそのものが強いのです。
採用率の高いパワーブレスレットとナイトが手札に揃った瞬間、あなたは歩くAT150になります。
ナイトカウンターシールドも持たずにレベル上げたらAT150で殴るぞ。
本当にいいのか?
この圧は強い。アビサルモナークやコロッサスにはできない芸当です。伝家の宝刀は、抜かなくても強いのです。
環境の追い風|カウンターシールド一辺倒の終わり
ビギンズでは、アビサルモナークの禁術やコローシブスピアの存在によって、カウンターシールド一辺倒の守備が通用しにくくなっています。禁術は反射を貫通し、コローシブスピアはカウンターシールドそのものを破壊するからです。

守備側は、カウンターシールド以外の守り方も用意しなければならない時代になっています。
ヨシ攻撃反射で倒されてしまうナイトにとって、環境から攻撃反射の要素が減っているのは明確な追い風です。
ナイトの弱点
倒したあとその土地を守るのは厳しい
ナイトのHPは40しかありません。侵略に成功して領地を奪っても、その土地を守り切るのは難しいでしょう。
もっとも、高ATのアタッカーがそのまま高い防衛力まで持っていたら、ゲームとして成立しません。侵略要員と割り切り、奪った土地は別の手段で維持する前提でブックを組みましょう。
それでもカウンターシールドやパワーブレスレットを使える分、侵略クリーチャーとして人気のあるコロッサスやサムライと比較すればマシかもしれません。
援護クリーチャーに弱い
強打の判定は、援護が適用される前の最大HPで行われます。援護クリーチャーがつくと、防御側のHPは大きく上がります。しかし強打の判定には、その上昇分が反映されません。
※ブラッドプリンは例外で、援護アイテムを使った瞬間最大HPが増えるので強打が発生し得ます。
しかも援護クリーチャーは、コローシブスピアにもアビサルモナークのアイテム破壊にも耐えます。ビギンズにおける援護の防御性能は、非常に優秀です。
ヨシこれはナイトの弱点というより、単純に援護が強いという話です。
したがって、援護への回答はナイト以外で用意する必要があります。 ナイトは基本ATが高いため、グレムリンアムルやスティンクボトルを併用して援護のレベル1を落とせるようにしておくのが一案です。
先制クリーチャーに弱い
HPはさほど高くないので、先制を持っているクリーチャーへの侵略は苦手です。パワーブレスレットやウィンドシールドを持ちながらでないと侵略できません。
特にエアロゴエティアは脅威と言えるでしょう。
禁術:40ダメージ
クリーチャー移動で離れた相手セプターの風領地に移動できる
エアロゴエティアは先制で禁術40ダメージなので、ナイトはノーアイテムでは殴れません。防衛面でも、ナイトが置かれがちな風領地に飛んでくるし、禁術40ダメージの前にはカウンターシールドでは太刀打ちできないのです。
ヨシうっかりナイトのレベルを上げてエアロゴエティアの餌食にならないようにしましょう。
まとめ|高AT帯が薄いからこそ光る一枚
ヨシナイトの特長をまとめます!
- 強打により、ノーアイテムで実質AT70が狙える。ビギンズでは希少な高AT帯に届く。
- アイテム・応援によるAT上昇分まで1.5倍になる。アイテムを強く使えるクリーチャー。
- パワーブレスレットとの組み合わせでAT150。手札に握っているだけで相手のレベルアップを牽制。
過去作から一定の強さを評価されてきたナイト。高AT帯のクリーチャーが少なくなったビギンズにおいて、その希少価値は光るものがあります。風ブックに限らず、採用を検討してよい優れたクリーチャーです。


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