初期ブックにも入っているホープは、ブックからカードを2枚ドローするスペルです。
マナのように魔力を増やすわけでも、クリーチャーのように領地を確保するわけでもありません。その強さがわかりにくいのも無理はありません。
しかし、断言しますがドローカードは必要不可欠な強いカードです。
本記事では、ドローカードの強さを「質」「量」「速さ」の3つの観点から整理します。
本稿のまとめ
- ドローカードを使って手札の質(選択肢)を確保しよう
- ドローカードなしではカードの絶対量が足りなくなる
- キーカードを早く引くためにドローカードを入れよう
- ギフト4枚入れとけ!
1.質|選択肢を増やそう
“今”ほしいカードを引ける
カルドセプトの盤面は目まぐるしく変化します。常に同じカードが強いとは限りません。

例えば、序盤は領地に配置するのが大事なのでクリーチャーカードがたくさん必要です。終盤戦になってくれば、スペルカードのほうが欲しくなるかもしれません。状況によって必要なカードは変わるので、ブックには様々な役割のカードを入れるべきです。
しかしそうなると困ったことが1つ。次に引くカードが“今”欲しいカードとは限らないということです。
このように、様々なカードが入り混じったブックの中から、“今”ほしいカードにアクセスする手段こそが、ドローカードです。
ヨシ極端な例として「40枚ドローする」という効果のカードがあれば、ブックに入っている全てのカードを使う選択肢を持てます。
手札の選択肢を保つ
ドローしたカードは、必ずしも使う必要はありません。カルドセプトは相手に手札が見えるので、持っているだけでも効果を及ぼすカードがあります。
強力な侵略カードやローカストを早期に引ければ、相手のレベルアップを抑制できるかもしれません。十分な防御アイテムがあれば「攻めても無駄だ」と思わせて、侵略を受けずに済むこともあるでしょう。
手札は選択肢です。それを見せつければ、カードを使わずとも相手に干渉するできます。ドローカードはその選択肢を担保することに貢献します。
2. 量|素のドローでは物量が足りない
ドローなしだとカードが足りなくなる
仮に下のような一般的なブックで21ラウンドを戦った場合のことを考えてみます。
- クリーチャー:20枚
- アイテム:5枚
- スペル:15枚(ドローカードなし)
この場合、21ラウンドで引けるカードの総数は25枚、期待値はクリーチャーが12.5枚、スペルが9.4枚です。
スペルを使える機会が21回あるのに、半分以下の9回しか使えない計算になります。
もちろんスペルは使えば使うほどいいわけではないものの、貴重な機会を無駄にしてしまっています。
ヨシあくまで過去作の経験則ですが、貴重なスペルターンの半分を無駄にした場合、勝つのは難しくなります。
それに、1ターンでクリーチャー、スペルを両方使えたとしたら、手札はどんどんやせ細っていきます。
1ラウンドに複数枚のカードを消費する可能性があるカルドセプトでは、1ターン1枚だけのドローでは足りないのです。前述の通り、手札はそのまま選択肢になるのですから。
ドローを入れるとどうなるか?
ギフト4枚でスペルが6回多く使える
ドローなしではカードが足りなくなることはわかりました。それではどのドローカードを採用すると良いのでしょう? 真っ先に候補に上がるのはギフトです。

ギフトは平均45G得して2.5枚引ける強力なドローカードです。このカードの強さを確認するために、下記の条件でシミュレーションしてみましょう。
- クリーチャー:20枚
- アイテム:5枚
- スペル:15枚(うち4枚がギフトで平均2.5枚ドローする)
| ドローカードなし | ギフト4枚入り | |
|---|---|---|
| 21ラウンドまでに引いてくるクカード累計枚数の期待値 | 25枚 | 32.28枚(約7枚増えた) |
| 21ラウンドまでに引いてくるクリーチャー累計枚数の期待値 | 12.5枚 | 16.3枚 |
| 21ラウンドまでに引いてくるスペルカード(ギフトを除く)累計枚数の期待値 | 9.4枚 | 12.0枚(約3枚増えた) |
| 21ラウンド終了時までにギフトを撃てる回数 | 0回 | 2.9回 |
7枚ほど多くカードが引ける計算になります。
特筆すべきはスペルのドロー枚数です。ギフト3回+その他のスペル12回=約15回ほどスペルが撃てる可能性があります。ドローなしの時の約9回と比較すると、スペルターンが有効に使えています。
このように、ドローカードは機会損失を防いで効率的にカードを使うために有効です。
- 21ラウンドのうち約3回ギフトを使っているので、他のスペルを使える機会は約18回に減っています。
- ギフトで大量にドローした際にディスカードすることを考慮していません。
カード消費が激しい戦い方にも対応できる
カルドセプトでは、手札の消耗が激しいブックがあります。
- 召喚コストにディスカードがあるクリーチャー(デコイ、フレイムロードなど)を多用するブック
- ゴールドグース+コーンフォークのコンボで自分の手札を破壊しながら魔力を得るブック
- アイテムとクリーチャーを使った侵略を繰り返すブック
こうしたブックでは、1ターンに2~3枚カードを使ってしまうこともザラです。しっかりとドローカードを採用する必要があるでしょう。そうしないと、どんどん手札の選択肢が減っていき、行動不能になってしまいます。
自分のブックにどのくらいのドローカードが必要かを考えてブック構築する、それもセプターの腕の見せ所と言えます。
ヨシ逆にそういうブックとあたったら、ドローカードを破壊するのも有効かもしれません。
3. 速さ|キーカードを試合中に引けるか
キーカードまでの到達時間を短くする
ブックの根幹をなすキーカード——使えるか否かで勝敗を分けることもあるでしょう。 とはいえ、どんなに大事なカードでも入れられるのは最大4枚までです。

また「試合中に1〜2回使えれば十分」なカード(例:ランドトランス)を4枚積むのも現実的ではありません。
ヨシそういったキーカードを引けないまま負けた、というのはカルドセプトの負け筋の一つです。
では、どうすればいいのか? ドローカードを使って必要なキーカードを掘り当てるスピードを速くするべきです。
例として、ドローカードなしの場合と、とギフト4枚入りの場合で「どのくらいのスピードでキーカードを引けるか」を比較しました。
| ドローカードなし | ギフト4枚入り | |
|---|---|---|
| 4枚積みのカードを8割以上の確率で1枚以上引いてくるために必要なラウンド数 | 9ラウンド | 約6ラウンド |
| 1枚積みのカードを8割以上の確率で引いてくるために必要なラウンド数 | 28ラウンド | 約21ラウンド |
ドローカードなしで1枚積みのキーカードを高確率で引こうとすると、28ラウンドほどかかってしまいます。これだと試合が終わってしまいそうですね。
しかしギフトでドローを強化したブックでは、1枚積みのキーカードでも、試合中に引ける見込みがあります。
- キーカードを引くためのドローカードはギフトじゃないとだめなの?
-
多くの場合ギフトは最も優れたドローカードです。しかし、アイテムを今すぐ引きたい場合や、クリーチャーを1種類しか入れない特殊なブックではプロフェシーも有効です。

5枚目のキーカードを使え! ブック1周の威力
カルドセプトではブックに同じカードを最大4枚までしか採用できません。しかしそれは、5枚目のカードを使えないということを意味しません。
ヨシブックをすばやく1周させて、5枚目のキーカードを引けば良いのです。
普通は試合中にブックを1周させるのは難しいでしょう。しかしギフトやリンカネーションを採用したドロー強化型のブックであれば、可能性があります。
- ブックが1周するまでのラウンド数
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- ドローカードなしのブック:36ラウンド
- ギフト4枚を入れたブック:約27ラウンド
- ギフト4枚・リンカネーション2枚を入れたブック:約18ラウンド
このくらいの速さが出ていれば、5枚目のキーカードを使えるでしょう。特定のカードを何回も使いたい場合には、ブックが1周する速さを重視してみましょう。
まとめ|ギフト4枚入れとけ! 入れる理由も把握しよう
ヨシあらためてドローカードの特徴についてまとめます!
- ドローカードを使って手札の質(選択肢)を確保しよう
- ドローカードなしではカードの絶対量が足りなくなる
- キーカードを早く引くためにドローカードを入れよう
- ギフト4枚入れとけ!
今のところギフト4枚が不要なブックは、ちょっと想像がつきません。とりあえず4枚積みしてよいでしょう。
しかし、なぜギフトが必要なのか? 自分のブックで、ギフトはどういう役割を担っているのか? ここを考えずに、ただ入れるだけではプレイングの精度は上がりません。
その手にあるギフトで何をすべきなのか? そこを意識すると、ブック構築に厚みが出るでしょう。
使用したシミュレーター
本稿で度々行っているシミュレーションは自作のシミュレーターを使用して行っています。本シミュレーターは別記事で公開しています。




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