高額領地を踏ませて通行料を奪うという行為は、カルドセプトにおける最強の攻撃に他なりません。

高額領地は地形効果によってHPが底上げされるため、アイテムを持っている場合にはなかなか陥落はしません。そのため、一度足を踏み入れれば、高額の通行料を支払うリスクが非常に高くなります。
2,000Gもの魔力を保持する相手に対し、ドレインマジックを撃っても、奪える魔力はせいぜい600G程度です。しかし、もし5連鎖レベル5の土地を踏ませることができれば、一気に2,880Gもの魔力を奪い取ることができます。とんでもない威力です。
逆に言えば、これほどの魔力を一度に奪われてしまっては、もはや立て直しの術はありません。
今回は、この致命的な事態を避けるためにどう立ち回るべきなのか。その理論を整理していきましょう。
ヨシこの記事を読むと、通行料を支払って負ける可能性を下げることができます!
- 高額領地は22.2%の確率で踏んでしまう
- ホーリーワードを高額領地回避に使って通行料の2割ぶん得しよう
- 7・8歩先は危険、1・2歩先は安全
前提条件
- 最大ダイス: 8
- スペル: 指定がない限り移動系スペルは使用しないものとする
- マップ: 「古書館」のような分岐のない一本道のマップを想定

高額領地は22.2%の確率で踏んでしまう
まずは確率の整理です。最大ダイスが8の場合、一回に振るダイスの期待値は4.5です。
- ダイスの平均値の計算
-
(1+2+3+4+5+6+7+8)/ 8 = 4.5
これは、特別なことをしない限り「毎ラウンド平均で4.5歩進む」「4.5回に1回は特定の土地を踏む」ことを意味します。
前方に高額領地がある場合、何の手も打たなければあなたは4.5回に1回(22.2%)の確率でその土地に止まるリスクを常に背負って歩いているのです。
ホーリーワードで踏みを回避しよう
ホーリーワード8は通行料の約2割分の働きをする
例えば、7マス先に敵の高額領地があるとします。ここで「ホーリーワード8」を使用すれば、その土地を踏む確率は0になります。移動スペルを高額領地回避のために温存することは「通行料の2割相当の利益」を生むと言い換えられるでしょう。
例えば通行料1,000Gの土地を回避できれば、1,000G×2割=約200Gの損失を防いだこととになります。移動スペルは単なる移動手段を超えた防御スペルとも言えますね。
2割の確率で起こる事故を防ぐという考え方
しかし、レベル5の通行料ともなると、考え方を変えることをオススメします。
平均的な収支としては約600G(2,880Gの2割)の得であることは間違いありません。
ヨシしかし、損とか得とかいう以前に、レベル5通行料は払ったら負けます。
それを支払った瞬間にゲームの敗北が決まりうるリスクは、期待値で計算すべきではありません。
極端な例を挙げましょう。2つのくじがあったとします、どちらかを引かなければならないならば、あなたはどちらを引きますか?

期待値としてはAのほうがマシですが、1万も5000兆もどっちも意味は同じです。額面ではなく「あなたの負け」と書いてあるくじだと思うべきです。
それであれば、例え期待値が劣っていたとしても、負けのくじが出てくる可能性が低いBのくじを引くべき、と判断できます。
超々高額領地の踏みリスクについては、期待値を計算すべきではありません。「2割の確率で発生する即敗北の事故を防ぐ」という感覚で捉えるべきです。
ホーリーワード6よりもホーリーワード8のほうが回避に使いやすい
移動スペルにおいて、数字の大きさはそのまま飛び越えられる射程の強さです。
7マス先に敵の高額領地がある場合に「ホーリーワード6」では踏む確率を完全にゼロにすることはできません。回避性能は、数字が大きいほど強力と言えます。
ヨシゲームを続けて、ホーリーワード8などの長い距離を移動できるスペルが手に入ったら、ホーリーワード1などと入れ替えてみると良いでしょう。
何歩先に高額領地があるかによって危険度が変わる
7・8歩先は危険で1・2歩先は安全
計算をしてみると、1歩先と8歩先を踏んでしまう確率は倍以上違います。

特に注意すべきは、高額領地の7歩手前や8歩手前に停止している状態です。移動スペルを使わないと、4回に1回以上の確率で踏んでしまいます。逆に、高額領地の1歩手前・2歩手前は比較的安全です。
つまり、相手の高額領地が7歩先・8歩先になるような歩き方は危険だと言えますね。

上記のマップ画像を見てみましょう。リコール直後(進行方向が選べる)時にダイスで1を振った場合には、どちらに歩き出すべきでしょうか?
答えは「左回りに歩き出してAの土地に着地する」です。グラフで示した通り、1歩先の高額を踏む確率は12.5%です。しかし、右回りに歩いてBに着地した場合、28.5%の確率でレベル5を踏んでしまいます。
迷ったときは「7・8歩先は危険、1・2歩先は安全」を思い出してマップを歩いてみてください。
7歩手前のホーリーワード6は即打ちがオススメ
ホーリーワード8は高額領地を飛び越せるようになってから使えばいいので、あまり悩みません。
しかしホーリーワード6を持っている時に、高額領地の7歩前に着地したらどうすればいいでしょう?
ホーリーワード6は「あと少しで飛び越せそうだから温存する」のではなく「安全な距離(1・2歩先)まで進むために使う」のがオススメです。
ホーリーワード6を即使用したときと、飛び越えられるようになるまで(高額領地の5歩以内に近づくまで)温存した場合の踏む確率は以下のとおりです。
| 状況 | ホーリーワード6を即使用した場合 | 高額領地を飛び越えられるようになるまで温存した場合 |
| 高額領地の8歩前 | 14.1% | 15.8% |
| 高額領地の7歩前 | 12.5% | 14.1% |
いずれも微差ですが、即打ちしたほうが踏んでしまう確率を下げられます。直感と反する数字かと思いますので、覚えておくと役に立つと思います。
ヨシ本当に微差なので、即打ちしなければいけないというよりも「スペルターンに余裕があるなら撃っておこう」くらいの感覚です。次のターン別のスペル使えるようになりますしね。
まとめ|踏むのは偶然じゃない! 上手く立ち回って支払いを防ごう
- 高額領地は22.2%の確率で踏んでしまう
- ホーリーワードを高額領地回避に使って通行料の2割ぶん得しよう
- 7・8歩先は危険、1・2歩先は安全
ダイスによって勝敗が決まる瞬間、私たちはどうしてもそれを「運」と呼んでしまいがちです。
しかし、今回見てきたように、確率は常に戦術の裏側に存在しています。7歩手前でスペルを撃つか、ホーリーワードを保持するか。その一つひとつの選択が、目に見えない支払いリスクを削り取っていくのです。
サイコロの目は変えられなくても、その目を踏むか避けるかの土俵は、自分自身の判断で作り上げることができます。
ヨシ最後に過去作カルドセプトリボルトのキャッチコピーを引用して結びにかえさせていただきます。
運を実力でねじ伏せろ!
カルドセプトリボルトの広告キャッチコピーより
参考資料|最大ダイス別 20歩先までの踏む確率
| 目標マス | 最大6 | 最大7 | 最大8 | 最大9 | 最大10 |
| 1歩先 | 16.7% | 14.3% | 12.5% | 11.1% | 10.0% |
| 2歩先 | 19.4% | 16.3% | 14.1% | 12.3% | 11.0% |
| 3歩先 | 22.7% | 18.7% | 15.8% | 13.7% | 12.1% |
| 4歩先 | 26.5% | 21.3% | 17.8% | 15.2% | 13.3% |
| 5歩先 | 30.9% | 24.4% | 20.0% | 16.9% | 14.6% |
| 6歩先 | 36.0% | 27.9% | 22.5% | 18.8% | 16.1% |
| 7歩先 | 25.4% | 31.8% | 25.3% | 20.9% | 17.7% |
| 8歩先 | 26.8% | 22.1% | 28.5% | 23.2% | 19.5% |
| 9歩先 | 28.0% | 23.2% | 19.6% | 25.8% | 21.4% |
| 10歩先 | 28.9% | 24.2% | 20.5% | 17.6% | 23.6% |
| 11歩先 | 29.3% | 25.0% | 21.3% | 18.3% | 15.9% |
| 12歩先 | 29.1% | 25.5% | 21.9% | 18.9% | 16.5% |
| 13歩先 | 27.9% | 25.7% | 22.5% | 19.5% | 17.1% |
| 14歩先 | 28.4% | 25.4% | 22.8% | 20.0% | 17.6% |
| 15歩先 | 28.6% | 24.4% | 22.8% | 20.3% | 18.0% |
| 16歩先 | 28.7% | 24.8% | 22.5% | 20.5% | 18.3% |
| 17歩先 | 28.7% | 25.0% | 21.7% | 20.5% | 18.6% |
| 18歩先 | 28.6% | 25.1% | 22.0% | 20.2% | 18.7% |
| 19歩先 | 28.5% | 25.1% | 22.2% | 19.5% | 18.6% |
| 20歩先 | 28.6% | 25.1% | 22.3% | 19.8% | 18.3% |
| 100歩先 | 28.6% | 25.0% | 22.2% | 20.0% | 18.2% |


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